Lesson2-6 混合肌・エイジング肌

混合肌

混合肌とは、部分的に乾燥していたり、油っぽかったりする肌を指します。日本人の女性に最も多い肌タイプは実はこの混合肌です。

混合肌の肌状態

Tゾーンなどの皮脂腺が活発な部分は、皮脂の分泌が多くなりテカリが生じたりニキビが出来やすくなります。キメも不揃いとなり毛孔も目立ちがちです。一方、Uゾーンと呼ばれる頬や目の周辺など皮脂分泌の少ない部分は乾燥し、シワが目立ちやすくなります。

このような特徴から、混合肌は「乾燥性脂性肌」と呼ばれる事もあります。

KPG Payless2/Shutterstock.com

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混合肌のデイリースキンケア

  • 洗顔を行う際は皮脂分泌が盛んなTゾーンを中心とし、乾燥が気になる部分は洗いすぎないようにします。
  • 基本的には、皮脂分泌が盛んな部分には脂性肌のお手入れ、乾燥が目立つ部分には乾燥肌のお手入れを行います。保湿を中心に水分は全体にたっぷりと与え、油分が含まれる美容液やクリームなどは乾燥部分に使用します。
  • 自分の肌パーツごとの状態を見極め、それに応じたお手入れ方法に変えると効果的です。

ポイント

インナーケアも大切になります。

乱れた食習慣や偏った栄養摂取により腸内環境が悪化すると、肌質も不安定になるため、混合肌のバランスがより崩れやすくなります。生活習慣や食習慣も見直してみましょう。

 

エイジング肌

新陳代謝が悪い事で肌のくすみが目立ったり、皮膚組織に弾力がなくなりたるみやシワが生じているなど、皮膚が本来持つ生理機能が低下した肌は、エイジング(老化)肌と言われます。

このエイジング肌になる要因は加齢だけではなく、年齢は若いにも関わらず生活習慣や環境により、肌年齢が老化してしまっている肌が挙げられ、近年増加傾向にあります。

Rade Kovac /Shutterstock.com

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/Shutterstock.com

エイジング肌のデイリースキンケア

  • 水分や油分を積極的に補給するようにしましょう。
  • 血行を促進し、新陳代謝を高めるためにマッサージやパックなどを行うのがお勧めです。
  • 角質層表面に古い角質が剥がれずにある場合には、ピーリング効果のあるスキンケアコスメを使用し、古い角質や分厚くなった角質を優しく取り除きます。その後に十分な保湿を行います。

ポイント

加齢以外の要因によるエイジング肌には、生活習慣や食生活の改善が重要となります。外側からのケアと合わせて、食事や運動などで細胞そのものを活性化させるようにしましょう。

 

Lesson2のまとめ

  • 肌タイプには、普通肌、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、混合肌、エイジング肌など、それぞれの特徴によりタイプに分かれており、それぞれに適したケアがある。
  • 肌タイプは時期によって変化する。定期的な肌チェックが必要。
  • 適切なスキンケアで、肌タイプは改善できる。

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