Lesson6-10 スキンケアの基本⑩ オールインワンコスメ

オールインワンコスメは、化粧水からクリームやパックまでを一つで行うことができるマルチスキンケアコスメです。

ジェルタイプやクリームや液体タイプなどがあり、テクスチャーも異なります。メリット・デメリットがあるので、他のスキンケアアイテムとうまく使い分けをすると、毎日のスキンケアがぐっと手軽になります。

 Picsfive/Shutterstock.com

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オールインワンのメリット

スキンケアが短時間で済む

オールインワンコスメひとつだけでケアが完了するため、かかる時間が大幅に短縮されます。また近年は、化粧下地の役割を果たすものも登場しており、忙しい朝には重宝します。

コストパフォーマンスが良い

オールインワンコスメは単体で比較すると価格が高いこともありますが、スキンケアコスメを複数揃えることを比較すると価格的にも安価になります。

肌に対する刺激成分が少量で済む

化粧水〜クリームはそれぞれに防腐剤や添加物が配合されています。オールインワンタイプなら、そのような化学物質は1つのアイテムに配合されているもののみとなり、肌に刺激を与える防腐剤などは総合的に量が減ります。

肌に触れる回数が少なくて済む

それぞれのアイテムをつけるごとに肌に触れるとなると、複数回刺激が加わります。オールインワンタイプなら肌への摩擦が最小限に抑えられ、刺激や負担が軽減できます。

 

デメリット

単独アイテムを使用するよりも各々の効果が少なくなる

水分を与える化粧水や保湿のためのクリームなど、単体でコスメの効力を比較した場合オールインワンコスメに配合される成分は専門アイテムの効能にはかないません。

浸透力に劣るものがある

スキンケアコスメは配合成分に注目しがちですが、浸透力も大切です。順番にケアする場合に最後に使用するアイテムまでオールインワンコスメには含まれているので、浸透力に劣る面もあります。

日中ケア用のアイテムは夜には向かない

化粧下地成分まで含まれているようなオールインワンコスメは、夜のケアには適していません。化粧下地成分は多少なりとも毛孔を塞ぐため、寝ている間に肌に負担をかける可能性があります。

その他、つけるとポロポロとカスのようなものがでやすい、コストパフォーマンスに優れているものの、あまりに安価だと商品の安全性に不安が残る、などのデメリットも挙げられます。

 

メリット・デメリットに対する考え方は、その人の肌質や生活スタイルにもよるため、一概に判断することは出来ません。自分に合ったものを判断するための基準をしっかりと持ちましょう。またデメリットを知る事でうまく活用しやすくなります。

例えば、お仕事が忙しい方にとって朝の時間は貴重です。朝のみオールインワンアイテムにすることで、化粧下地効果があることがメリットとなります。また浸透力については、オールインワンの前に導入化粧水や導入美容液を使用することで浸透を高めることができます。

乾燥が気になる場合は、オールインワンコスメ一つでは物足りなく感じることもあります。その場合は、最後にクリームをプラスして保湿効果を高めましょう。1つだけのケアではなくなりますが、複数のアイテムを使用している人にとっては時間短縮にもなります。

 

Lesson6のまとめ

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