子供の肌について、遺伝的要因と生活環境的要因の学習をしましたが、肌の遺伝を受けるのはわずか2割から3割ほどで、残りの7〜8割は生まれてからの生活環境などにより肌質が変化していきます。
生まれつき肌が弱い人もいますが、女性に多く見られる敏感肌の症状は住む場所やスキンケア方法、暮らし方や食生活などに原因があるといわれています。つまり、誰もがアトピー性皮膚炎になってしまったり、敏感肌になってしまう可能性があるということです。
このように指摘されると怖い印象を持つ方もいるかもしれませんが、捉え方を変えると、生活習慣やスキンケアを変えることで肌の状態は変えられるということです。肌は常に生まれ変わっています。肌の入れ替わりのリズムが整うことで、肌トラブルは改善され、みずみずしい肌になれます。
たとえば、親子揃って肌がキレイな人がいるとします。お母さんの肌がキレイだから子供もキレイなのは遺伝のように思えますが、必ずしもそうとは言い切れません。先ほど述べたように、遺伝の影響は2割から3割ほどです。
親子で肌がキレイという場合は、その同じ生活習慣や食生活など環境によるものと言えます。それほど、遺伝要素よりも環境による影響が大きいということです。
肌は生活によって変わることができます。自分の肌に悩んでいる時は、肌がキレイな人のスタイルをマネしてみるのも1つの方法です。