スキンケアコラム④ 肌に合わないコスメ

 mihalec/Shutterstock.com

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コスメは肌に直接つけるものなので、その安全性は確認されているものの、なんらかの原因で肌に異常が発生することもあります。赤み・かゆみ・腫れ・痛み・火照り・ブツブツといった症状が表れた場合、すぐに使用を控えましょう。そして、医療機関にそのコスメを持って行き診断してもらいましょう。

コスメによる肌異常の原因は、配合成分にある場合体質による場合が考えられます。未然に肌トラブルを回避するには、パッチテストを行ったり、「アレルギーテスト済み」の表示を目安に選ぶなどの方法があります。また、旧表示指定成分(旧厚生省が102のアレルギーや接触刺激、発がん性等引き起こす可能性のある成分)や香料の表記を確認することで肌トラブルを未然に防ぐこともできます。

ただし、「アレルギーテスト済み」の表示があっても全ての人にアレルギー反応が出ない、ということではありません。

近年流行の「オーガニック」や「植物由来」という表示も多く見かけますが、植物由来か石油由来かで選ぶのは最善な方法とは言えません。

植物は自然の力を多く有し、私たち人間のように自己治癒力を備えていますが、同時に外敵から身を守るための「毒」のような成分も含まれています。そのため、植物の力は時に肌を改善し、時に成分の精製度などにより肌トラブルを引き起こすこともあるのです。

「石油系は肌に悪く植物系は肌に良い」という選び方ではなく、含まれている成分や商品そのものをトータルで考えるようにしましょう。