Lesson15では、これまでに学んできた総合的な知識を活かして行う、スキンケアのアドバイスにおけるポイントや注意点を学びましょう。
スキンケアスペシャリストとして人にアドバイスするには、しっかりとした知識が身に付いていることは必須条件として、さらに相手の話をしっかり聞き、その人の肌に最適なアドバイスを行う必要があります。
現在美容関係のお仕事に関わっている方やスキンケアの専門家として仕事をしていきたいと考えている方はもちろん、仕事でなく知人や家族への相談やアドバイスであっても、大切な基本は同じです。仲間内であっても、誠実で信頼感のあるアドバイスを行うことにより評判となれば、好きを仕事にする新しい道が開けるでしょう。
スキンケアスペシャリストの心構えを持つ
スキンケアスペシャリストとは、美しい肌づくりの専門家です。相談者やお客様(以下クライエント)が健やかで美しい肌をつくり維持するために、悩みやトラブルに対する正しい知識を持ち、一緒に問題を解決していく専門家としての役割を担います。
スキンケアスペシャリストとして大切なこと
- 正しい知識を持つ。
- スキンケアに関する新しい情報に対して、常にアンテナを張っておき、情報を取り入れた上で、それが正しいかどうかを修得している知識を基に、自分の意見として判断できる。
- 自分が持つ知識を押し付けるのではなく、クライエントとの会話やコミュニケーションのなかで解決法を見いだして行く気持ちを常に持つ。
- 接客マナーを身に付け、礼儀正しさを忘れない。
- 思いやりを持ち、相手に常に気持ちよく、よい印象を持ってもらえるようにする。
- クライエントのプライベートな情報を得たり、心にも関わるコミュニケーションが必要となるため、信頼関係が築けるように常に誠実に接する。
- 自分に相談してくれた事、頼ってくれた事への感謝の気持ちを常に持つ。
- クライエントに対して、いつも笑顔で接する。
- 幅広い年代の方とのコミュニケーションが必要となる場合もあるので、正しい言葉遣いや相手の話し方のスピードに合わせた会話を意識する。
一流の専門家になるために
クライエントから信頼される一流の専門家になるためには、修得した知識や技術に驕らず、何度も繰り返すことで完璧に自分の物とすることが大切です。日々の学習の中で分からない部分や知らない点は、どんどん調べる癖を付けましょう。
様々な知識が総合的に身に付き、本物の力として自由自在に扱えるようになると、基本から一歩先に進んだアレンジが出来るようになります。これは、基本が身に付いるからこそできる、意味のあるオリジナルとなります。
また、どんな人とでも、コミュニケーションをとることは自分の糧になります。日々丁寧に過ごし、クライエントに接したり、自分がお客さんとして施術を受けるなどして、多くの経験を積みましょう。また自分で目標設定するなどして、着実に進んでいくことが大切です。