パック
パックレシピ① パパイヤパック
パパイヤに含まれるパパインという酵素によるピーリング作用と老廃物を取り除く効果が期待できます。
食品を皮膚に塗布する場合には、アレルギー反応を起こす場合もあるため、必ずパッチテストを行うようにします。パパイヤパックは酵素の働きが強いため、敏感肌には向いていません。
材料 一回分
- よく熟れたパパイヤ 1/4個
- レモン汁 5ml
作り方・使い方
- 皮をむき、種を取り除いたパパイヤを潰す。
- レモン汁を加えしっかり混ぜる。
- 洗顔後、顔に塗り15分置く。
- ぬるま湯で洗い流す。
パックレシピ② ビール酵母パック
肌の代謝を促すビタミンB群やプロテイン、ミネラルを多く含み、クマ改善効果などが期待できます。
材料 1回分
- 粉末のビール酵母 小さじ1
- ヨーグルト 大さじ1
作り方・使い方
- 材料をよく混ぜ、顔〜首にかけて塗る。
- 15分置いたら、ぬるま湯で洗い流す。
パックレシピ③ アボカドパック
アボカドのビタミンA・E、牛乳のタンパク質、はちみつの殺菌・保湿効果により肌をしっとりさせます。特に乾燥肌に効果的です。
材料 1回分
- よく熟れたアボカド 1/2個
- 牛乳 20ml
- はちみつ 小さじ1
作り方・使い方
- アボカドの種と皮を取り除く。
- アボカドを潰す。
- ②に牛乳とはちみつを加え、ペースト状になるまでよく混ぜる。
- 顔から首にかけて塗り、15分置く。
- ぬるま湯で洗い流す。
精油
精油とは、植物の様々な部位から抽出されるエッセンスのことです。様々な種類・香り・効果があり、気分や症状により使い分けることができます。原液のまま使うと肌に刺激となる場合があるため、必ずキャリアオイルや精製水などで希釈して0.5〜1%の範囲内で使うようにしましょう。
精油の抽出方法
Lesson5-8でも少し学習しましたが、ここで復習も兼ねて改めて学習して行きましょう。
水蒸気蒸留法
- 植物を蒸留釜に入れ、蒸気を吹き込む。
- 蒸気の熱により、気化させその水蒸気を冷却して液化する。
- 液体の上部に浮かんだ芳香成分を精油として抽出し完成。
圧搾法
- 果実と果皮に分ける。
- ローラーや遠心分離機などを使い果皮を圧搾する。
- 熱を加えず、低温状態で精油を抽出し完成。
精油の種類
精油の種類は千種類以上あり、実際に使われているのは150〜200種類と言われています。一つ一つの効果を覚えるのはとても大変ですが、良く使用されるものや効能が高いものは覚えておいて損はありません。
ここでは、ニキビ・シワ・シミ・たるみ・くすみ・毛穴の目立ちといった症状別に効果的なものをまとめました。香りによるリラックス効果だけでなく、肌悩みに適した精油を知ることで手作りコスメの幅も広がります。コスメレシピでは「滴」単位で示しています。1滴=0.05mlだと考えてください。
ニキビに有用
ローマンカモミール、ジャーマンカモミール、ティーツリー、フランキンセンス、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズマリー、アンジェリカルート、シダーウッド、バジル、パチュリー、ヘリクリサム、ヤロウ、ローズウッド・・・など
シワ・たるみに有用
イランイラン、セージクラリ、サンダルウッド、ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー、レモン、ローズオットー、ローズマリー、キャロットシード、ジャスミンアブソリュート、プチグレン、ミルラ・・・など
シミ・くすみに有用
ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー、レモン、ローズオットー、ローズマリー、キャロットシード、パルマローザ・・・など
毛穴の目立ちに有用
グレープフルーツ、ジュニパー、ゼラニウム、フランキンセンス、ラベンダー、レモン、ローズマリー、ジャーマンカモミール、サイプレス、シダーウッド、ベンゾイン・・・など
精油を使うときの注意点
柑橘系の精油は紫外線により色素沈着を起こす可能性があり、これを光毒性とも言います。そのため、日中の使用はなるべく控え、夜のスキンケアで使用するようにしましょう。
Lesson12のまとめ
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